fall
あたしは、掘り続ける穴に安藤を誘ったことは1度もない。
でも、そこに穴を掘っておかないと、獲物が落ちないことをわかってた。

あたしはきっとこれからも安藤に何かをするようなことはない。

自分自身の自己満に溺れ続けていく。

手を伸ばしたりしない。
この手は広げているだけ。

あたしは、広げるだけの手を、あなたの指で引き寄せられたいの。

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