リミテッド・ストーリー
「・・・」
「早く去れ」
「・・・タツガさん・・・」
「・・・」
ジャキッッ
「戦意はないわ!武器だって捨てる」
カチャン
「・・・」
ス・・・ッ
「理解してくれたな・・・」
「あとは説得ね」
「・・・どーゆーつもりだ」
「タツガさん」
「・・・」
「貴方は・・・どうして敵の中に・・・?」
「・・・」
「や、やっぱり・・・親玉が・・・あれとか・・・?」
「・・・俺だってこんなくだらない組織何か入りたくなかったさ」
「え・・・?」
「命令でもくだったのか?」
「・・・別に」
「なら、どうして・・・」
「奴等が薬を使って俺を洗脳したんだよ」
「薬・・・!?」
「・・・!」
「コス・・・それって・・・」
「・・・あぁ」
「・・・タツガさん・・・」
「・・・」
「実はね・・・この人・・・コスも・・・同じなの・・・」
「・・・!」
「辛いよな・・・タツガ」
「・・・辛いだと・・・?」
「自分の思い通りに体がうごかねぇし・・・思考回路も操作できない」
「・・・」
「悔しいけど従ってしまう・・・そうだろ?」
「・・・っ」
ジャキッ!
「えっ!?」
「お前何かに辛さが分かる訳ない」
「タツガ・・・」
「・・・俺は・・・もっと辛かった・・・」
「・・・!」
「効果の切れ目は3年の・・・気が遠くなるような日々だった」
「3年・・・!?」
「・・・」

