りんねの歌




「……う」



どれくらい時間が経っただろうか。




気がつくと凛音は岩の上に横たわっていた。




「ここは?」



辺りを見回す。


大きな滝が1つ、それを取り囲ようにいくつもの水晶が浮かんでいた。




広くて…でも孤独な空間。




「あれっ!」


ハッとし、鼻に手を当てる。



―――水が無い?



自分が呼吸が出来ていることに驚きながら、もう一度よく周りを見渡した。





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