最強ヤンキー少女★
アタシがどんなに冷たくしても
渚は諦めようとしなかった。



毎日毎日アタシに会いに来てアタシが
追い返す。それの繰り返しだった。




皆の前では冷静なフリしてたけど
ほんとは全然平気じゃなかった。



どうしても渚と秀二先輩が重なって見えてしまう。
渚と先輩は全然違うって分かってる。




でも頭で分かってても心がセーブできない。
心の奥にしまって鍵をかけた思いが
出てきそうになってしまう。




もうダメなの。アタシの想いには鍵をかけた。
先輩がすきって思っちゃダメだから。





きっと先輩には今頃守りたい人が
いるはずだから。
アタシも前を向くって決めたのに・・・。





アタシは開きかけた鍵をしっかり閉めて
心にふたをした。



どうしたら楽になれる?


どうしたら完全に先輩のことを思い出に
出来るの?



ねぇ、誰か教えて......




アタシもう何も考えたくない。



そう思ったら急に眠くなってきた。






数分後アタシは夢の中へ引き込まれた














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