冷血がーるの恋物語。





疑り深いあたしでも、



さっきの自分の台詞を忘れて、少し話そうという気になったのも。




また事実。





本当にあたしはどこまででも馬鹿だった。




「…カワイー顔して生意気なの。」




頬杖をついて溜め息をついたとき。



一目離したその瞬間。



椎が口角を上げたのに、気付かなかったんだから。






< 118 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop