ウサギ
女は声を上げる。
「いやなんだよ!!自分の無意味さをこれ以上味わうのは!!!」
女は下唇を噛みしめ俺をじっと見る。
そんなの俺にどうしろって言いたいんだよ…。
俺は黙り込んでしまった。
正直、俺も似たような気持を持っていたからだ。
元カノ振られたからじゃない。
もっと前から…。
ふと気付くんだ。
この学校、この町、この世界に俺がいなくなっても
人々は2,3日悲しんだだけで、それからは何もなかったように過ごすんじゃないかって。