再会
名前ではなく携帯番号が表示されている


なんとなく見覚えがあるような気がしたが、考える前に通話ボタンを押していた


祐未だという確信があったからかもしれない


「はい」


「あ、あの…桜木です」


祐未だ!


俺はベッドの上に座った


「あ、原田です…」


一応、名乗る


「こんな時間にすみません」


「別に大丈夫ですよ。起きてたので…今まで仕事?」





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