★甘美な、とろける夜☆―with chocolate cake
先輩は小さなテーブルにケーキとグラス二つ、それからシャンパンを並べた。
「ほら、一ノ瀬…」
『取り分けろ』と言わんばかりに、一葉の方へとケーキを向けて、目線で合図する。
箱から出されたケーキは綺麗に着飾っていて、金箔が雪に見立てて、まぶしてあった。
綺麗過ぎて、このまま食べてしまうのは勿体なくて…、
それにケーキを食べてしまったら、泊まる準備はして来たものの…先輩とのデートも終わりな気もして…
寂しかった。
ケーキに灯りを、最高のクリスマスイブを…
一葉に下さい。
「先輩、ローソク立てましょ?」
「ローソク?誕生日じゃないのに?一本だけ?」
「違いますよぉっ、一本ずつ立てるんです。立てたら、先輩と一葉が同時にフゥしましょうね」
「何か意味はあるのか?」
意味ならありますよ。
天使になる前に大好きな人と居た証。
消え逝く灯りは、命消え逝く灯り。
最後の夜、大好きな人と一緒なら、もう何も怖くないの。
「ほら、一ノ瀬…」
『取り分けろ』と言わんばかりに、一葉の方へとケーキを向けて、目線で合図する。
箱から出されたケーキは綺麗に着飾っていて、金箔が雪に見立てて、まぶしてあった。
綺麗過ぎて、このまま食べてしまうのは勿体なくて…、
それにケーキを食べてしまったら、泊まる準備はして来たものの…先輩とのデートも終わりな気もして…
寂しかった。
ケーキに灯りを、最高のクリスマスイブを…
一葉に下さい。
「先輩、ローソク立てましょ?」
「ローソク?誕生日じゃないのに?一本だけ?」
「違いますよぉっ、一本ずつ立てるんです。立てたら、先輩と一葉が同時にフゥしましょうね」
「何か意味はあるのか?」
意味ならありますよ。
天使になる前に大好きな人と居た証。
消え逝く灯りは、命消え逝く灯り。
最後の夜、大好きな人と一緒なら、もう何も怖くないの。