デスゲーム
「ちょっと待ってよ。…ちー君ってばぁ!」


そう言った瞬時に立ち止まった。ナイスだ柊。


「…いいだろう。協力してやる。だが勘違いするなよ?言いなりになった訳じゃない。俺の勝手だ。

あとそこの…柊と言ったか。……二度と俺をそのあだ名で呼ぶな!!」


ギロッと見える横目から殺意を感じる。どす黒いオーラが出てる気がする。怖えぇ。でも…。


「信じてるからな。待ってるからな!!」


後ろ向きで、左手をヒラヒラさせて氷室は帰っていった。


「不器用な奴。でも一人救うことができた」

「はい。あの…清水君、これ…お返しします」

「ん?ああそれか。ん…、柊にあげる」


可愛いらしい熊のマスコット。勇気をくれ続けた、大切な人からの贈り物。


「え!?いいんですか?清水君にとって大切なものみたいですけど」

「うん、いいよ。それは柊に持ってて欲しい」


俺はもう十分すぎるほど勇気を貰った。次は大切な人を守って欲しい。本当は手放したくないけど、柊にお前がついてるって事だけで、いくらか安心できるから。
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