デスゲーム
「知らねえよ。てか誰だよ今急いでんだ。何か用か?」

「ええ、その用があるの。あなたの『デスゲーム』での信念を知りたくて」


辺りを見渡し誰もいないことを確認。こいつ関係者かよ!?今思うと指輪もある。俺は女子の襟を引っ張って、木の影に連れ込んだ。


「ちょっと首しまってる。何するのよ?」

「それはこっちの台詞だっつの。公の場で堂々と『デスゲーム』の話すんなよ。んであんた誰?」

「私の名は早川 咲。口が滑ったのは謝るわ。けど私の事知らないの?」


木にもたれて考えるが、出てこない。長い髪にヘアピン、誰とも一致しないな。


「呆れた。この前九条と橘と一緒にいたでしょ?」


あ、思い出した。九条のチームの最後の一人だ。あの時何も話してなかったから分からなかった。


「ああ、お前か。それで『デスゲーム』も知ってた訳ね。で、用は?」

「さっきも言ったけど、あなた今までにどんな気持ちで『デスゲーム』に挑んできたの?知りたいのはそれだけ」

「できる限り犠牲者を減らしたい。一人でも多く救いたいんだ。

…それと勝ち進んだ暁には絶対『デスゲーム』を終わらせる。これが俺の考え」
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