デスゲーム
「はは、俺達は信頼してるからな。裏切ったりしない、絶対信じてる。これ、忘れんなよ」


前より刺が減ってる。何があったか知らねえが……今の氷室は頼りになる。確信した。こいつは協力してくれる。


「隼人君…私達が勝っちゃったら九条君どうなるのかな?」


そう言われて九条を見ると、あっちも話し込んでるな。作戦あるのか?


「心配ねえよ。俺が九条を仲間にすれば3人共助かる。あいつのことだ、早川は対戦相手だったんだろう」

「良かった、それが一つの心配事。もう一つの心配は…」

「3分経過ダア☆『デスゲーム』3回戦、『ゴースクール』の開始ダ♪」


レインの声が邪魔で聞き取れなかった。レインは左右3個ずつの椅子の中心に手を振りかざした。


「じゃ、イイもんが見れる事を期待シテるぜ!?アバヨ☆」


と、意識が薄れていき、頭の中が真っ白になった。まるで雪崩が起きたかのような一瞬の出来事だ。
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