デスゲーム
今度は恐る恐る下を見ると、頭が……小学生の頭が便器から出て来ようとしていた。


「ぃい!?タンマだって!止まって、まじで出てくんな」


壁に背をつけて様子を伺うけど、どんどん出て来る。ついには頭が完全に出てきてしまった。


「狭いんだし出てくんなっての。何とか言えよガキ!!あ~もう、怨むなよ!?」


次は肩を出そうとしているが、頭を蹴りつけて便器に押し返す。

そして頭を奥に奥にと押し込むと、何とか進行は止まった。


「ふぅ。足どけねえからな。肩も手も出させねえ。言え、お前何者だ?」

「……頭から下出させて…」

「ぁあ?嫌だね。こんなクソ狭い床面積に二人なんてごめんだ。それに、物の頼み方があるだろ?」


グリグリと奥に押し続けると、ドアの鍵が開いて全開になった。


「これでいいだろ?僕をここから出して…」

「まだだ。人…人間の気配について等、俺が納得するまでそこで話せ」

「悪魔…」

「ああ!?本物の悪魔も知らないくせに言うなよ。俺があいつならお前はもうボコボコだ」
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