デスゲーム

―仲間―

「なっ、何をした…答えろ!!」

「まだ気付いてなかったのか。これ見てみ」


雫が宝玉を掲げる。あの3つの内の一つとは違って中心から光を放つそれは本物の証。


「それはダミーです。えへへ、九条君って口の割りには人を信用するんですね。いいと思います」

「ちっ、氷室やれ」


耳をピクリと動かしただけの氷室は、ポケットからマッチを取り出した。


「ちー君約束したじゃないですか。私達仲間でしょ!?お願いだからやめてください!!」

「俺は九条を勝たせる。悪いがお前達はここで負けてもらう」


箱からマッチを一本取り出すと側面に添える。点火はいつでもやれる、か。


「早くしろ氷室。そいつらまた網を掻い潜るぞ?」

「黙れ外野。あ~あ、まさかお前が敵に回るとはな。心強い仲間だと思ったのによ」

「どうしようと俺の勝手だ。最後に何か言い残す事はないか?」

「いやぁ、特になにも。ただ、似合わねえって事だけ」

「フフッそうか、それは良かったな」


シュッと火を点火すると、マッチが宙を舞って俺達の足元に広がる灯油に放り込まれた。
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