デスゲーム
でも二人共一緒だったんだ。待っててもいいけど、先に教室に戻ろう。


「で、話って何?お前昔っから呼び出し好きだな」

「こういう事、誰にも見られたくないあんたの性格を考えてやってんの。…はい、クリスマスプレゼント」


え!?思わず足が止まった。優菜の…クリスマスプレゼント?鞄の中のマフラーを鞄ごと抱きしめる。

絶対に振り返っちゃいけない。そんな気がする。嘘だよね?聞き間違いかな?




でもゆっくりと……思いとは裏腹に……気づかれないように……





振り返ってしまった。





「うん!似合ってる。やっぱオレンジにして良かった」

「少し派手じゃねえか?それにここきつ…」

「ほらずらさない。防寒具一切持ってないんだからいいでしょ?暖かいよ」


黒崎さんの首にはマフラーが巻かれていた。優菜がずらしたのを直して、微笑んでる。




『特別な人にしかあげないんだ』





朝の優菜の声が頭に響いた。


私の…一番の大好きな人は


私の…一番の特別な人の事を…





好きだったんだ。それも私と同じ…特別な存在として。
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