デスゲーム
「ただいま電話に出ることができません、ピーと鳴りましたら…」

ピッ

『通話終了』。

携帯をソファーに投げ捨てたと同時に虚しさが込み上げてくる。


「はぁ……って黄昏てる場合じゃねえ。別に電話だったらいつでもできるじゃねえか」


まだすべき行動はあるだろ。ノートを取り出し、今までに分かったことをまとめてみる。


……改めて書いた項目を振り返ってみる。内容はこうだ。

1、福家は何かに追われていた?

2、変装して遠くの地域へと逃亡したが、何らかの理由でトラックにひかれ死亡。

3、まだ把握できていない情報がうごめいており、日時がキーワード?

ま、確信はないけどこのくらいか。これらの項目がどう派生していくか。

うまく枝分かれして連鎖を繰り返してくれればいいのだがな。


「チャ、チャラララ……」


音に反応して振り向くと携帯が鳴っていた。
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