デスゲーム
~ミライ~

小春 栞の記憶はそこで途絶えた。意識が戻るとそこは元の館。

今なお対峙するのはオーナーと呼ばれる人物。お互い右手には手錠をはめ、それは一本の鎖で繋がっている。


「今ので私の記憶は終わり。どうだった?悲しいでしょ?」

「くっ……」


頭がおかしくなりそうだ。栞の気持ちと俺の心は同化していたと言ってもいい。

何なんだよ!?この……やり場のない…どうしようもない想いは。

悲しくて…哀しくて…気力がなくなるような気持ちは。


「あんたは……俺をどうしたい?」

「いっぱい絶望させて死なせたい。…このゲームを始めた理由は…欲望にある。

栞も最初は欲望だった。それが歪み、最終的にああなった。

だから、栞と同じ気持ちを…苦しみを味あわせて殺す。フフッ、面白いでしょ?」


小春 栞。本当にそれがしたいのか?お前は今どこにいる。

お前は…愛されてるって言われた時の……お前のあの気持ちは嘘だったのかよ!?
< 585 / 638 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop