狼王子に監禁されて




「ハァ…消毒なら…
あたるだけのキスで…
いいんじゃない…の?」





あたしが
十夜のキスを拒んだからいけなかったのか
十夜くんは
狼に大変身…。





「あの…」





「ねぇ…
この状況わかってんのかよ?」





そう言って
ニッと笑う。





まさか…





あたしたちの今の体勢は…
あたしが床に倒れてて
十夜くんが上にまたがっていて
あたしが拒まないぐらいの力で抱きしめてる感じの体勢…。








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