狼王子に監禁されて
その言葉を聞いて
慌てて鏡を見ると
鏡の中にいたのは
顔を真っ赤にした自分の顔と
ハデなのか地味なのか分からない服を着て
胸をよせてるあたしの姿。
鏡の中のあたしは
みるみるうちに
赤くなっていって
大きなクローゼットの中に飛び込んだ。
「って何!?
なんで隠れんだよ!!」
「だって柘気だもん!!」
「は!?意味分からん!!」
あたしも
自分が何言ってんのか
さっぱりだわ…。
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