狼王子に監禁されて




真っ暗で
どこに連れて行かれるか
分からなくて…
怖くて怖くて
熱があるのに体が勝手に震えてた。





そしてどこかに着いて
俺はゴミを回収する所に捨てられた。





袋の隙間から見えた十夜の顔が今でも忘れられない。




その時は雨が降っていて
十夜は濡れていた。





不気味に口元だけが
ニッコリと笑ってた。








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