狼王子に監禁されて


あぁ
涙が出るよ




俺のモノにするために亜美をあんな屋敷に監禁させているのに…
俺じゃなく柘気を愛してしまうなんて思ってなかった……




「十夜さん…あの」




「なんだ…?」




俺の声はいつもよりガラガラした声になっていた。




「十夜さんのお父様から手紙が届いております…」




そう言って差し出してきた手紙。
俺はハガネから手紙を奪い取り手紙をビリビリに破り捨てた。







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