狼王子に監禁されて
てかなんか沈黙だし。
「あの…あなた…十夜くんですか?」
あたしは柘気みたいな人に恐る恐る話しかけたけど…
全くと言っていいほど反応もないし返事もない。
そしてまた重たい沈黙。
この沈黙イヤだ…。
「なんで分かった?」
「えっ!?マジで?」
「イヤ…マジだし」
「なんで?柘気は?」
十夜くんは頭をいつもみたいな髪型にしてからあたしの方を見る。
「柘気さんに協力してもらったの♪」