狼王子に監禁されて




十夜くんはあたしをお姫様抱っこしてまたニコッと笑う。
あたしもその笑顔を見てニコッと笑って十夜くんにおもいっきり抱きついた。





「君たち追いかけて来たら殺しに行くからね♪」





それだけ言うと十夜くんはあたしを抱いて教会から出ていった。





教会で殺すって…
オイオイ。





あたしが少し呆れ顔をしていると十夜くんがあたしの顔を見ていた。





「俺といるのイヤ?」





可愛すぎるその童顔の顔にあたしはもうダメみたい。





「十夜くん大好きっ」





あたしはもう一度十夜くんに抱きついた。





けど…







< 377 / 379 >

この作品をシェア

pagetop