狼王子に監禁されて




なんか…
毒とか入ってないよね?





そう思うと
怖くなって今回の食事は
いっさい口につけないまま
お風呂に向かった。





その時





右足に繋がれていた
鎖の音がしなくなっているのに気付いた。





右足をパッと見ると
鎖はベッドのところでもう途切れていた。





あたしが傷つけていたとかろが
千切れたわけじゃなく
足首についていたところが
外れている。





『脱走した時に…』








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