狼王子に監禁されて




あたしと柘気は
日斗出さんが出ていっても
口をポカンと開けて
何が起こっていたか
分からない状態。





「亜美」





「はいぃ!!」





怒られると思って
目をギュッと閉じる。





ギュッ…





「え」





「心配したんだぞ…?」





髪が少し濡れている。
走って探してたの?








< 94 / 379 >

この作品をシェア

pagetop