狼王子に監禁されて




自分の手首を見ると
手錠が…。





「なにこれ?」





「手錠だよ?」





「なんで?」





あたしがそう聞くと
十夜くんは顔をよせて
天使ような笑顔が
狼ような笑顔に早変わり。




「お前が逃げないように」




ヒィィ!!!!





「ってことで
こっちこい」





呆然と立っている
柘気をおいて
あたしは十夜に
連行された…。








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