ねぇ、振り向いて・・・

連絡

はぁ…

今日一日もなんにも言い出せずに終わってしまった…

そう思いながら家路をとぼとぼ歩く。

ん?家の前に誰かいる?

近づいてみる。

…涼?

「なんでいるの?」

「おぉ」

「おぉぢゃわからないでしょ?何?」

「ちょっと付き合え。」

「は?もぅ疲れてるんだけど…」

「いいから。」

腕を引っ張られて、車に乗る。

もぉ疲れてて抵抗もできないょ…

そこで意識が切れた…



「ん゛ー…」

「大丈夫か?」

「…?」

バッ

「ここ、どこよ?!」

「そんなにびっくりすんな。」

「だから、どこ?!」

「事務所。」

「なんだ…」

「つか、なんでアタシ寝てんの?」

「ぶっははははははははははは」

なんで、こいつ笑ってんの意味わかんない…

この状況も、こいつの笑いも。

「何よ。」

「いやいや、意識トンだの覚えてないんだなーって」

「ん?」

「意識トンだから、寝かせてんの。」

「あぁ…」

ん?意識がとんだ?

ってコトは悪いことしたのアタシ?!

「えっ、ゴメン。」

「ホントだよ、迷惑もいいとこ。」

何? さっきと性格ちがくない?

「その言い方なんなわけ?」

ムカつくわぁ…

「用がないなら帰るゎ。」

< 21 / 25 >

この作品をシェア

pagetop