--






「…ねぇ…あの子誰?」

「めっちゃ可愛くない?!」

「あんな子うちの学校にいた?!」



私が教室に入ると、


みんながざわめいた。




もう、将真くんも席に座っていた。




「………実樹…?」




将真くんは驚いたような顔をして

私を見つめた。



…やっぱり、変だったかな?


みんな、静まりかえってるし。




「…髪染めたのかー?!実樹超似あうーー!!」


将真くんの言葉が、私の不安を一気に

取り除いてくれた。



…そう。


私は髪の毛を染めた。



今日の朝、早く起きてお母さんにやってもらった。


前々からお母さんにすすめられてて

お願いしたら喜んでやってくれた。



< 25 / 55 >

この作品をシェア

pagetop