アイツとコイツは許嫁。


学校は楽しいけど、家に帰ると『琥珀との関係』という壁に毎日ぶちあたる。


その現実はなるべく見ないようにしていた。


本当はこんな問題とっとと解決させたかった。


でも、到底俺から謝るなんて出来ない。


それじゃ、琥珀に負けた気がするから。


そんな変なプライドが、俺の素直な気持ちの邪魔をする。


ぐるぐると考えを巡らせていると、もう体育祭は明日に迫っていた。


そういえば今日は前日って事もあって、結構盛り上がってたな。


体育祭が楽しみな気持ちと、琥珀との事で悩んでいる気持ち。


何で俺がこんなに、あんな奴の事気にしてんの?


今までみたいに適当に考えてれば楽なのに。


何で深く考えちまうんだ?


許婚だから?


親が絡んでるから?


分かんねえ・・・。


体育祭の前日、いろいろな気持ちが混ざり合っていた。


< 79 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop