ストーカー・・僕は君に愛を捧ぐ
様々な本を立ち読みしていた。
携帯開けて時間を見ると、7:00を過ぎていた。
ふと窓の外を見ると、花梨と佐知子が、楽しそうに喋りながら出てくるのが見えた。
さて…僕も出るか。
読みかけの本を置いて、本屋を出た。
少し早足で歩いて、二人に追い付いた。
「よ、花梨。
偶然だな。出くわすなんて。」
花梨の肩を後ろから叩いた。
それと同時に、花梨が振り返った。
「桜井君。どうしているのぉ?
びっくりなんだけど。」
目を真ん丸にした花梨。