dayaftertomorrow
内心は冷や冷やものだった

だって私がコンビニで、これを売ってたら

買おうなんて思えないような代物だったからだ

一人暮らしなので普段ははコンビニかスーパーかなんかのお惣菜を買って

いつもは食べているせいか、料理には本当に自信がなかった

そんな風に考えていると思っていたら

彼は「ありがとう・・・おいしそうだね」って笑ってくれた

まだ食べてないけど、きっとこの人は

作った食事をみんな美味しい!って言ってくれるような気がした

まず、最初はウインナーから・・・

彼はやっぱり「美味しい!」って言ってくれた

私は本当に嬉しかった

「おにぎりは、梅と鮭とおかかなんです・・どれが好きですか?」

彼は「梅かな・・・?」と少し笑って言った

「私、車で山とかドライブが好きですから、

実は今日を楽しみにしていたんですよ」と言うと

彼は「そうなんだ?女性で山が好きなんてあまり聞かないけど

そう言ってくれて嬉しいな」

「でも不思議ですよね?普通じゃありえない出逢い方ですもんね?」

私が言うと彼も軽く頷いていた

ベンチに座って一緒に晴れた空の下の景色を見ていると緑が綺麗だった

梅雨時だから緑はもっと綺麗に見えるんだろうな

仕事人間になっていた私の頭が少し動いた・・・・

これって使える!!
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