双子の姫達







教室に着くと

兄が職員室からちょうど帰って来たので

さっきのことを話そうと
思ったが



担任の先生が教室に入って来たので

自分の席についた。





ちなみに
兄とあたしは同じクラス。





いつも通りに淡々と進む担任の話。




いつもと違うのは

担任「今日からこのクラスに新しい仲間が入る。」




そう、

朝に兄と話してた




転校生だ。






すっかり朝の出来事のせいで忘れてしまってた。



転校生かー


友達がいないあたしにはあまり関係ないな。



正直、友達がいないことには開き直っているので

わくわく感はあまりない。




しかし、クラスメイト達はやはり楽しみなのか

ざわついていた。




兄の方を見ると





ん…?


何だか険しい表情?





どうしたんだろ?








そんなことはお構い無しに
担任が転校生を呼んだ。



担任「入っていいぞ。」









そして

入ってきた転校生を見てあたしは驚いた。
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