双子の姫達
うわっ!!
金パ…『おねーさんに踏まれた所めっちゃ痛いんやけど』
幸子「すっ、すいません;大丈夫ですか!?」
男の子はあたしの顔を見ると「ニヤッ」と効果音がつくぐらいにニヤニヤして
『大丈夫やないで。おねーさんが今から僕と遊んでくれへんかったら死んでまいそうや。』
と言った。
うわっ
どうしよう…
あたしには関西弁の知り合いはいない
なので
関西弁を聞くのはテレビの中の
某ヤクザ映画か関西のお笑い芸人しかない。
そう新鮮と言うか
はっきり言っちゃえば
免疫がない。
てか、
今はもしかしたら脅されているのだろうか。
その
遊びに行くのを断わったら
どうなるの?
幸子「あ、あの…
『遊んでくれるん??まじで!?どこ行くどこ行…
-ドスンッ-
いったー!!何すんねん!?』
えっ???
男の子が今喋っていると
いきなり学生鞄が男の子に向かって飛んできた
鞄が飛んできたであろう
方向を見た。
『あんた、何やってんの?』