君は君でしかない
1章
君は今、幸せ?


毎日を、懸命に生きようとしてる?


何となくで、日々は過ぎて行くよね。
何をしなくとも、さ。


僕はただ、傍観者になって、時を見ている。

そして思うんだ。


何をそんなに急いでいるんだろうって。
何のためにみんなが同一化しているんだろうって。
不自然に同じ色に染まっていく必然性。



ねえ。
ほんの少しでいい。
空を、見上げてほしい。
ちっぽけで、それでいて愛おしい、君がそこにいる。


君の瞳には、どう映るだろう…
この果てしない青空が―。

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