白波リズム
君の手
「満月だ…」

そう呟いた君の横顔が月の光に輝いて綺麗だと思った。



寒くて凍えそうで
不意に抱きつきたくなる衝動を抑える為、ポケットの中で強く手を握りしめた。




こんな日がやってくるなんて、思ってもみなかった。



滲む月を見上げて、小さく鼻をすすった。
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