心の距離
戻って来たのはは4万3千円とタバコ一箱。

最初の投資を入れると、3万5千円のプラス。

悪くない結果にホッと一息つき、家に向かった。

家に帰ると、母さんが食事の支度をしていた。

母子家庭なのにも関わらず、兄貴がさっさと結婚し、家を出て行ってしまった為、一人暮らしをする事に少し抵抗がある。

同じ会社の雑用係をする母さんは、時々一緒にパチンコ屋に行く事もあったが、今日は現場が遠かったせいか、顔を出さずにいた。

「瞬、明日の現場何処?」

「明日は松戸」

「ヒデも?」

「うん。今月いっぱい松戸だよ。同じ班だからな」

ビールを飲みながら食事を取り、仕事の話をするいつもの行動。

食事を済ませた後、パチンコ屋で着いたヤニ臭さをシャワーで洗い流し、ベッドに潜り込んだ。

いつもと変わらない、いつもの行動だったのに、一つだけ違う出来事が眠っている時に起きた。

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