Hurly-Burly 【完】

非情に冷めた目で見ないでよ。

「おめー、運が良かったとしか思えねぇー。

あそこはおめーのような真面目が行くと

必ずと言っていいほど金取られるぞ。」

そんな輩に屈するほど小さい女じゃない。

でも、慶詩が言うからにはイカツイんだろうな。

「金ってあたしそんなに持ってないよ!!」

学校には全然お金持ってきてない。

カツアゲとかにあっても出せるお金が

少なすぎるよ。

「サユリちゃんがナンパでもされたって

ところじゃねぇーの?」

さすが、伊織君!!

やっぱり、サユはお主にも美人に見えます?

「そうなの!!

あたしのこと放置してこん畜生っ!!」

どうせ、あたしはそういうのされませんよーだ。

おかげで吹っ飛ばされた後のあたしは非常に

ハートブレイクでした。

「日和ちゃん、落ち着いて。」

でも、馨君。

あたしって地味な役割多いのよ。

作者はあたしに何を望んでるの?

「それで、吹っ飛ばされたってのは?」

ユウヤ、聞いてよ。

その男、金髪だったのよ。

あの暴力金髪ライオンと比べると超不細工だった。

「多分、サユがガン無視だったから連れの

あたしを引けばサユが少し反応するとでも

思ったんじゃないの?

よく分かんないけど、手を掴まれただけよ。」

あの時はかなり吹っ飛んだよ。

あたし、ビックリしちゃったよね。

「えっ、掴まれたの?」

ナル君はあたしの手を見つめる。

「技を掛けられると思ったよ。

組手ってヤツ?

まさか、吹っ飛ばされるとは思わなかったよ。」

あたし、女の子なんだけどな?

可笑しいな。
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