ユキノカケラ
「彩奈遅い!!」


私に気付いた茜が近付いてきた。


「ごめんごめん。まだこの学校の地図頭に入ってなくて、迷っちゃった!」


あははっと笑った。

私の様子を見て、


「何かあった?」


「えっ!?べ、別に何もないよ!」


「…そっか。」


ちょと不満そうな顔をした。
だけど、すぐに笑顔になった。

「早くごはん食べよ!」


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