ユキノカケラ
優は俯き、首に手をやりながら口を開いた。


「お前、“自分の身は自分で守る”って言ったけど、不安やから、俺が守ってやるよ…。」


「ふぇ?」


思わず変な声が出てしまった。

「だから、守ってやるって言ってんの!!」


優は勢いよく顔を上げた。
その顔は真っ赤である。


「えへっ!ありがとう。」


そんなこと言ってくれるなんて、嬉しいよ。


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