わがままでゴメン。でもすきなんだよぉ…
でも確かに覚えてることがある。





「米山さん…??」




「なぁに???神西くん☆」




公園のブランコに座りながら言う私を上から見下ろす南くん。






「オレさ…君の事ずっと前から好きだったんだよね。」





「はへ???王様ゲームの続きですかぁ????」




「違うって…」





「じゃあそうゆうおふざけはやめまショ…ん…」





意識が朦朧(もうろう)とする中、確かに感じた彼の唇の熱。





「オレと…付き合ってください。」




「…うん…」






付き合い始めたきっかけはこの彼のキスの味だった。






次の日私は、昨日の記憶なんて全くなかった。





でも南くんから昨日の話を聞き、そのときは仕方なく付き合い始めた。




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