脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「むにゃ。さすが流川……」
「何がだよ」
「オネエマン……仲直りできてよかったぁ……」
「……そうだな」
留美のダンスを見せて納得させてやろうとしたお前の急な思いつきにはビビったけどな。
それじゃオヤジさんもお袋さんも混乱するだけだろ。
まったくホントにアホだなお前は。
「でもな、留美も感謝してたぞ。照れくさくてお前には言えねぇみたいだけどな」
コイツのことだ。
口を開けばヘンなセリフが飛び出すだけだと思っていたのだが、
“すごくいっぱい努力して、苦労して、悩んだ分だけ、今のオネエマンがいるんだって、私は思います”
皆に注目されてるのが恥ずかしくてあせってたんだろう。
赤い顔をしながら、それでも必死に訴えてる姿にはオレも感心した。
たまにはイイこと言うんだなお前も。
言えるようになった、というのが正しいか?
イロイロがんばるようになったもんな、お前。