ブラウン
ノートを閉じて

いつの間にか
日が落ちて
キラキラ輝く町並みを
静かに眺めた



今日は月が出ていない

街の光は
いっそう眩しくみえ

わたしは
少女の事を考えた



少女は今
何を考えているのだろう

真っ暗な空を
心地よくさえ感じているかもしれない



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