[番外編]柚季の恋 ~FIRST LOVE~
部活の試合で…
「ねぇねぇ、柚季」
「何?」
学校生活の中で一番ゆっくりでき、楽しい昼休み。
しかし今日はいつもの昼休みと違った。
「柚季って、好きな人いないの?」
あまりにも唐突な質問に飲んでいたミルクティーを吐きだしそうになった。
「はぁっ!?」
「だって柚季の恋バナ聞いたことないもん」
「いないよ」
「「ウソーッ!?」」
そんなに驚くことか?私、本当にいないし。
「今まではいなかったの?」
果菜が私の机に身を乗り出し聞いた。
「いなかったよ。初恋なんてまだだし」
「ありえん…」
「いいじゃん、まだこれからなんだしさ!!柚季クールでかっこいいから絶対モテるよ!!女の私でも惚れちゃうぐらいだもん」
明華が私に抱きついてきた。
「よしよし」
私は明華を妹をあやすかのように頭を撫でた。
こんなに学校が楽しいと感じるようになったのはこの二人と出会った時からだった。
高校入学した日。
教室の中がガヤガヤしている中、私は一人静かに席に座っていると、濃い化粧をしたギャルっぽい女が一人、近づいてきた。
私はこっちに来るなと目でにらみつけたがその女は構わず私の前に来て
「ねぇねぇ、あんた、一人?あたしたちの仲間に入らない?」
と、指さす方を見るとギャルが集まっていた。
私は絶対入らないと思い
「ごめん、私はあんた達のような化粧が上手い人達とは釣り合わないから」
少しいやみをいれて断った。
ギャルの女が行ってしまうと机に顔を伏した。
このクラスはああいう奴ばっかりなのかな…
「あのさ…」
また声を掛けられた。
さっきのギャルがまた来たか?
顔をあげるとさっきのギャルとは正反対の長い黒髪をおろしている背が小柄な和風人形みたいな女の子が立っていた。
「私、隣の席の川上明華って言うの。よ、良かったら友達になってくれない?」
緊張しているせいか声が震えているようだ。
「私は小野柚季」
何故かつられて自己紹介。
「何?」
学校生活の中で一番ゆっくりでき、楽しい昼休み。
しかし今日はいつもの昼休みと違った。
「柚季って、好きな人いないの?」
あまりにも唐突な質問に飲んでいたミルクティーを吐きだしそうになった。
「はぁっ!?」
「だって柚季の恋バナ聞いたことないもん」
「いないよ」
「「ウソーッ!?」」
そんなに驚くことか?私、本当にいないし。
「今まではいなかったの?」
果菜が私の机に身を乗り出し聞いた。
「いなかったよ。初恋なんてまだだし」
「ありえん…」
「いいじゃん、まだこれからなんだしさ!!柚季クールでかっこいいから絶対モテるよ!!女の私でも惚れちゃうぐらいだもん」
明華が私に抱きついてきた。
「よしよし」
私は明華を妹をあやすかのように頭を撫でた。
こんなに学校が楽しいと感じるようになったのはこの二人と出会った時からだった。
高校入学した日。
教室の中がガヤガヤしている中、私は一人静かに席に座っていると、濃い化粧をしたギャルっぽい女が一人、近づいてきた。
私はこっちに来るなと目でにらみつけたがその女は構わず私の前に来て
「ねぇねぇ、あんた、一人?あたしたちの仲間に入らない?」
と、指さす方を見るとギャルが集まっていた。
私は絶対入らないと思い
「ごめん、私はあんた達のような化粧が上手い人達とは釣り合わないから」
少しいやみをいれて断った。
ギャルの女が行ってしまうと机に顔を伏した。
このクラスはああいう奴ばっかりなのかな…
「あのさ…」
また声を掛けられた。
さっきのギャルがまた来たか?
顔をあげるとさっきのギャルとは正反対の長い黒髪をおろしている背が小柄な和風人形みたいな女の子が立っていた。
「私、隣の席の川上明華って言うの。よ、良かったら友達になってくれない?」
緊張しているせいか声が震えているようだ。
「私は小野柚季」
何故かつられて自己紹介。