[番外編]柚季の恋 ~FIRST LOVE~

初めての告白

「…季…」

ボーッ

「柚季ってば!!」

はっ

ボーッとしていたところを果菜の言葉で頭が覚めた。

昨日、涼のことで眠れなかったのだ。

「昨日、あの男の子のところへいったんだよね?」

「どうだった?」

「かっこよかったよ。黒髪で剣道部で好青年って感じで柚季が好きになるのは無理ないって感じ??」

「いいなぁ、見てみたかった~」

「どうなった?返せた?」

「うん」

「メアド交換したの?」

「…したよ」

「「えぇーっ!?」」

私の顔は真っ赤になった。

無言でミルクティーを飲んだ。

すると携帯のマナーモードが鳴った。

携帯を開くと

えっ…

涼からだった。

〈涼だよ。今日、部活あるから見に来いよ〉

お、お誘い!?

「「誰?」」

「涼から」

「涼って?」

「あの男の子。今日部活あるから見に来ないかって」

「行こうよ!!」

果菜は行く気まんまんだ。

「でも…」

「せっかくメールくれたんだし」

結局行くことになった。少し強引だけどまた涼に会える…

私はメールを打った。

〈誘ってくれてありがとう。放課後友達と行きます。〉

返信っと





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