年上の先生

家に着いた私は、
どの様に帰って来たのか、
分からない。

部屋が真っ暗になっても、
電気をつける事が出来なく、
しばらくすると、
先生が帰って来た。

「静！！！
携帯を掛けても中々
出なかったけど？」

先生の言葉すら、
私は耳に入ってこない。

「静？」

「再発した・・・
しかも右胸無くなる・・」

私は先生に話すと、
意識が遠のいた。

夢の中で私は
真っ暗な所で喚いていた。

「誰か助けて！！！」

「助からない！！
お前は地獄に落ちるんだ。」

誰かが遠くから、
誰かが囁いている。

「聞きたくない！！！」

「お前は死ぬんだ！！」

「いやだ！！
先生と結婚をして、
子供を産むの！！！！」

誰かが私の手を取り、
囁いてくれた。