空をなくしたその先に
音楽に合わせて、二人はゆるやかに動き始める。
最初はぎくしゃくしていた動きが、
数度のターンの後滑らかになる。
「次回があるなら、ぺったんこの靴履いておくわ」
そう言って、ダナはディオの肩に頭をもたせかけた。
肩にかかるわずかな重み。
その重みにディオの良心が痛む。
仲間たちの訃報を聞いたのはつい一昨日のことだというのに。
「……ディオ?」
重くなったディオの心を見透かすように、ダナが名を呼んだ。
「何?」
「……ありがと」
「……どういたしまして」
その言葉に、少しだけ心が軽くなる。
後ろめたさは完全になくなったわけではないけれど。
最初はぎくしゃくしていた動きが、
数度のターンの後滑らかになる。
「次回があるなら、ぺったんこの靴履いておくわ」
そう言って、ダナはディオの肩に頭をもたせかけた。
肩にかかるわずかな重み。
その重みにディオの良心が痛む。
仲間たちの訃報を聞いたのはつい一昨日のことだというのに。
「……ディオ?」
重くなったディオの心を見透かすように、ダナが名を呼んだ。
「何?」
「……ありがと」
「……どういたしまして」
その言葉に、少しだけ心が軽くなる。
後ろめたさは完全になくなったわけではないけれど。