空をなくしたその先に
銃を撃ってきたということは、敵はディオを殺すつもりになったということだ。

研究成果を奪うのは諦めた、ということか。

ディオの持っている書類だけでは、研究の全容を明らかにすることは困難だ。

機密の一番大切な部分はディオの脳内におさめられている。

他にも機密を知っていた人間はいたが、皆センティアの研究所とともに灰になった。

つまりディオさえ消してしまえば、
マグフィレット王国が書類を手にしたとしても、

フォースダイトを兵器として使用するためには数年以上の時間を費やすことになる。

その間にどこの国かはわからないが、敵国は対応策を講じることができる。

ディオさえいなければ。

ファイネルは、ディオの殺害に巻き込まれただけ。

自分はここにいてはいけない。
握りしめた拳は、驚くほど冷たかった。

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