893〜ヤクザ〜
結局わしは、渋々18万円と引き換えに自分のネックレスを預けるハメになってしまった。



車に戻り、原田の兄貴に店での事を話すと……



「そうかいな……。まぁしゃあないわな。姐さんも絶対にお前の努力買ってくれるで。な。」



そう言って慰めてくれる兄貴の顔は必死に笑いをこらえてるように見えた。



(………まぁわしがおやっさんの代紋を守ったんやからええか。また姐さん買い戻してくれるかもやしな………。)



こうしてわしらはおやっさんの代紋を質屋に入れる事なく無事持ち帰ったんや。
< 101 / 103 >

この作品をシェア

pagetop