Eternity〜秘密の愛〜


こんな至近距離の二人を誰かに見られたら、怪しまれるのは当然だったから。




あたしが場の甘い雰囲気に耐えられなくなり、立ち上がる。



「あ、待って。」



手首をキュッと掴んで、待ったをかける翼。



「今度はなに。」



「アドとケー番教えて?」




ホント、何を言いだすか分かったものじゃないヤツ。



―……

「……はい。オッケ。」



まぁ、結局はアド交換してるんだけど。



良いよね?



"従兄妹同士として"




だから。










< 105 / 373 >

この作品をシェア

pagetop