Eternity〜秘密の愛〜


「…ちゃんと言ってくれないと分からないよ……。」






「…分かったよ。」




おいでと手招きされて、あたしは翼の前に座った。




「…これから聞くコト、由美が聞いたら泣くかもしれないけど。
大丈夫か?」




"泣くかもしれないけど"




それでも、聞かなきゃって本能的に思った。


その時は、何故か分からなかったんだけど。



「ぅん、大丈夫。」



「そか、なら良いんだ。」




翼はあたしの手を握ると、顔を俯かせて何かを考え込む。




ピリピリした空気。



異常とも言える、この沈黙した時間。






………そして、翼は口を開いた。











< 217 / 373 >

この作品をシェア

pagetop