Eternity〜秘密の愛〜


―…00:00…




「おやすみなさい」



亜子さんが部屋を出て行ってから、2、3分は経っただろうか。



やけに、時間が長く感じて仕方ない。




「……………。」




この6畳ほどの部屋は、ゲストルームみたいになっていて、綺麗に整頓されている。




「………。」




もし、あたしが…。



もう少し、翼と近い年齢で…
イトコという存在じゃなかったら。




出会っていなかったか、出会って、同じように恋をしていたか。




そんなことを、考えていた。











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